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第28回オーダーメイドエナメルバッグ雑学講座

皆さんこんにちは!
エナメル工房、更新担当の中西です。

 

 

~“艶の精度”~

 

エナメルバッグは、量産品でも華やかで魅力的です。けれど、エナメルという素材は“仕立て”の差が出やすい。
縫製、芯材、コバ(革の断面処理)、金具の取り付け、口元の強度。これらが少しでも甘いと、エナメルの艶は一気にチープに見えてしまいます。逆に言えば、仕立てが良いと艶は“高級感の塊”になる。
だからこそ、エナメルは昔から「職人の腕が試される素材」と言われてきました🧑‍🔧✨


1)エナメルは“縫う前”から難しい:裁断・癖取り・表面保護✂️🧴

エナメル革は表面が滑らかで、傷もつきやすい。
裁断の時点で、刃の入れ方や置き方、保護フィルムの扱い、型紙の当て方に神経を使います。
さらに、表面が硬くなりやすいため、曲げる部分や角の処理に工夫が必要です。
この工程は、量産では効率化されがちですが、オーダー工房では“個体差”を見て判断する余地があります。ここが品質の分かれ目になります👜✨


2)芯材設計が“艶の品格”を決める📐🧵

エナメルバッグは形が命。
同じ素材でも、芯材が弱いと型崩れし、艶がだらしなく見える。逆に芯が強すぎると硬くなりすぎ、使いづらい。
オーダーメイドでは、用途に合わせて芯材の強さを変えられます。

  • 通勤で毎日使う → 強度重視の芯材

  • パーティー用 → 薄く軽い芯材で優雅に

  • 旅行用 → 角を補強しつつ容量確保
    こうした設計ができるのは、オーダーの強みです😊✨


3)金具と口元:使い心地と高級感の“最後の決め”✨🔩

エナメルの艶は、金具と相性が抜群です。
しかし、金具は付け方が雑だと一気に破綻します。

  • 穴位置がずれる

  • ネジが緩む

  • 口元が波打つ

  • 開閉が固い
    こうなると、艶の美しさが台無しに😢

オーダー工房では、金具の選定から取り付け位置、口元の補強、開閉の感触まで丁寧に調整します。
ここで“使うたびに気持ちいいバッグ”が生まれます👜✨


4)日本の工房文化:小さな工房が“仕立ての違い”を守ってきた🇯🇵🧑‍🔧

日本のものづくりには「細部で勝負する」文化があります。
エナメルバッグも同じで、縫い目の揃い、コバの美しさ、角の立ち方、裏地の始末。こうした部分が“品格”を作る。
オーダー文化が成熟した背景には、こうした工房が細部の品質を守り続けた歴史があります😊✨


5)エナメルの艶は“技術の結果”👜🔧✨

エナメルバッグのオーダーメイドは、デザインだけでなく、素材の癖を読み、芯材を設計し、金具や口元を整え、細部を磨くことで成立します。
艶は偶然ではなく、技術の積み上げで生まれる。ここにオーダーの価値があります。